ボラギノールM坐剤 10個入 (武田薬品工業)
効果の発現をよくするため、体温ですみやかに溶ける油脂性基剤を用いて患部に直接作用するよう製剤設計しています。
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効能・効果
- いぼ痔・きれ痔(さけ痔)の痛み・かゆみの緩和
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用法・用量
ボラギノールM坐剤
被包を除き、次の量を肛門内に挿入すること。
成人(15歳以上):1回1個:1日1~2回
15歳未満:使用しないこと
用法・用量に関連する注意
(1)本剤が軟らかい場合には、しばらく冷やした後に使用すること。また、硬すぎる場合には、軟らかくなった後に使用すること。
(2)肛門にのみ使用すること。
(3)用法・用量を厳守すること。
坐剤の取り出し方・挿入法
排便後、入浴後、あるいは寝る前の挿入が効果的です
1.アルミ箔の切口から1個を切りはなします。
2.次にV型切目からアルミ箔の片面を破ります。
3.さらに反対側の半分を破ります。
4.残りのアルミ箔が舟底型となるよう横に向け、指で押し出します。
5.坐剤の底を持ち、先の方から坐剤が全部肛門内に入るまで、指で十分に押し込んでください。
挿入後の注意
1.坐剤が外に出ないよう挿入直後の激しい運動はなるべく避けるようにしてください。
2.挿入後、異物感が残ることがありますが、坐剤が溶けるにしたがってなくなっていきます。
3.挿入後の排便時に油のようなものが出ることがありますが、これは油脂性基剤の溶けたものですから心配ありません。-
成分・分量
ボラギノールM坐剤
1個(1.75g)中
リドカイン 60mg グリチルレチン酸 30mg アラントイン 20mg ビタミンE酢酸エステル 50mg (酢酸トコフェロール) -
使用上の注意
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ボラギノールM坐剤
してはいけないこと
(守らないと現在の症状が悪化したり、副作用が起こりやすくなる)
1.次の人は使用しないこと
本剤によるアレルギー症状を起こしたことがある人。
2.長期連用しないこと
相談すること
1.次の人は使用前に医師、薬剤師又は登録販売者に相談すること
(1)医師の治療を受けている人。
(2)妊婦または妊娠していると思われる人。
(3)高齢者。
(4)本人または家族がアレルギー体質の人。
(5)薬によりアレルギー症状を起こしたことがある人。
(6)次の症状がある人。
むくみ
(7)次の診断を受けた人。
腎臓病、高血圧、心臓病
2.次の場合は、直ちに使用を中止し、この文書を持って医師、薬剤師又は登録販売者に相談すること
(1)使用後、次の症状があらわれた場合
関係部位:症状
皮ふ:発疹・発赤、かゆみ、はれ
その他:刺激感
まれに下記の重篤な症状が起こることがあります。その場合は直ちに医師の診療を受けること。
症状の名称:症状
ショック(アナフィラキシー) :使用後すぐにじんましん、浮腫、胸苦しさ等 とともに、顔色が青白くなり、手足が冷たくなり、冷や汗、息苦しさ等があらわれる。
偽アルドステロン症:尿量が減少する、顔や手足がむくむ、まぶたが重くなる、手がこわばる、血圧が高くなる、頭痛等があらわれる。
(2)10日間位使用しても症状がよくならない場合 -
注意書き
- 保管及び取扱い上の注意
(1)直射日光の当たらない湿気の少ない涼しい所に保管すること。
(2)小児の手の届かない所に保管すること。
(3)他の容器に入れ替えないこと(誤用の原因になったり品質が変わる)。
(4)使用期限を過ぎた製品は使用しないこと。
(5)本剤はマークに従って1~30℃で、坐剤の先を下に向け、立てた状態で保管すること。
(6)開封後も坐剤を再び外箱に入れて、立てた状態で保管すること。
(7)冷凍庫など0℃以下の低温で保管した場合、まれに坐剤のひび割れを生じる場合があるので、0℃以下の低温保管はさけること。